2008年04月28日

39%(2008年4月28日)

 医療分野のシンクタンクである日本医療政策機構(NPO法人)が、今年1月に全国の20歳以上の男女を対象として実施した調査によると、費用がかかるために医療を受けなかったことがある人の割合は何と39%に上がると言うのである。

 過去1年間に「具合が悪いところがあるのに、費用がかかると言う理由で医療機関に行かなかったことがある」と答えた人は31%もいる。同じ理由で「薬を処方してもらわなかった」という人も12%もいた。

 収入との関係の資料にも目を通すと、収入と保有資産の多寡によって3つの階層に分けられるそうだ。高所得・高資産層(年間世帯収入800万以上、かつ純金融資産2000万以上)で「医療機関に行かなかった方」は18%で、「薬を処方してもらわなかった」のは2%にとどまるのに対し、低所得者・低資産層(年間世帯収入・純金融資産とも300万未満)ではそれぞれ39%と16%を占めている。

 医療サービスは、所得の動向に応じて増減をさせにくい支出項目のひとつとされる。しかし、現実には経済的な事情に非常に左右されやすい。低所得層を中心に重い負担となっている。

 医療サービスにも少なからず格差が、生じていることがこの数値からも理解できる。総務省の「家計調査」を見ると、保健医療への支出額を世帯(2人以上)の収入別に見ると、最も収入の少ない年間収入350万円以下の方と最も収入の多い年間869万以上の格差は07年の速報値で2.57倍となっている。格差が様々な分野で顕著になってきている。

posted by きくちふみひろ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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