新聞各紙に目を通しながら老子の本に目をやる。
“大国を治むるには小鮮を煮るが如し”という言葉に目がとまった。
大きな国を治めるのは小魚を煮るようなものだとこの言葉は意味している。『小鮮』とはアジやいわしなどのような小魚のことである。小魚を煮る時はやたらと突っついたり、かき回したりすると、形がくずれるし、味も落ちてしまう。
大国を治める場合もそれと同じで、上からあまり介入し足り、規制を加えたりすると、県民はくさってしまって活力をなくす。為政者たるものは、大所高所に立って、手練手管を弄しないのがよいと教えている。紀元前の言葉とはとても思えない。今こそ政治・国会はこの言葉を率直に踏みしめなければならないのではないだろうか。それにしても今日の一日は長い。

