めまぐるしい移動であるが、ドクターヘリの説明を受ける中で“人間万事塞翁が馬”という格言を思い出す。人生は何事も塞(さい)じいさんの馬の話の様なものであり、禍いと幸は交互にやってくるという話である。何が幸いするか分からないというたとえでもある。人間は人の間という意味で、ジンカンと読むのが正しいそうだが、ニンゲンと慣習的に言っている。
北辺の要塞近くに住む老人の飼い馬が逃げた。不幸なことだと思っていると馬は別の駿馬を連れて帰ってきた。これは好運だと喜んでいるとまた、息子が落馬して骨折をしてしまった。しかし、おかげで徴兵から逃れられ、村の若者は皆戦死し手しまったが彼だけは助かった。禍福は変転するということを言っているが、川崎医科歯科大学の川崎初代学長の取り組みが国を動かし立法化されたように、まさにこの言葉の通りである。

