人間は自分の長所のために身を滅ぼすことが多いものだと墨子(ぼくし)は説明する。そして、さらにこうも説明している。
「ここに錐(きり)が5本あるとすれば、真っ先に折れるのは一番鋭い錐である。刀が5本あれば最初に摩滅するのは切れ味の最も良い刀である。 また、一番先に汲み尽くされるのはうまい水の井戸だし、真っ先に切り倒されるのは高くてまっすぐないい木である」と言っている。つまり、自分の長所に酔うなという戒めである。
事務所掃除をしながらついつい手を休めてしまった。こういう時に限って良い言葉に出会う。しかし、掃除の方はなかなか進まない。これが世の常である。と感心してもいられない。それにしても1年というのは早いものである。

