2007年11月21日

1$=108円(2007年11月21日)

 1$=108円を切るような円高水準が続いているが、真っすぐにこの基調が続くとは考えにくい実情があるようだ。 なぜならば、為替市場において積極的に円を買い続ける投資家が少ない状況であり、逆に今の円高は歴史的な米ドル全面安のあおりを受けて進行している面が強いと理解すべきである。結論的には、問題はドル安であって円高ではないということである。

 米ドル安のインパクトは暴落水準にあり、ただならぬ状況にあるとさえ言われはじめている。カナダドルに対しては、実に51年ぶりのドル安で戦後最安値を更新した。ユーロに対しては、誕生以来のドル安、イギリスポンドに対しても26年ぶりだそうだ。オーストラリアドルに対しては、23年ぶりの歴史的なドル安水準にあり、FRB(米連邦準備制度理事会)公表のドルインデックス。絶対にそれ以上は割らないとの「神話」となっていた80%を突き抜け、71%程度まで落ちている。米ドルは、すでに危険な水域にあるとさえ言われはじめている。

 ただし、これは円以外の通貨で起こっているのであって現在の円高は、他通貨のような歴史的水準ではないのが実情だ。歴史的な1$=79円75銭の当時と比較すると、それは明らかなようだ。今年に入って、対米ドルで見た円の最高値は108円台だが、これはむしろ日本側に問題があるといったほうが正解だ。

 サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題発覚直後の株価下落率も、震源地の米国が8%だったにも関わらず、日本が16%もがっている、今も下落基調が続いている。景況感の毀損が激しいのは、米国よりも日本だということで理解した方が良いのでわ。

posted by きくちふみひろ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/68291660

この記事へのトラックバック