米ドル安のインパクトは暴落水準にあり、ただならぬ状況にあるとさえ言われはじめている。カナダドルに対しては、実に51年ぶりのドル安で戦後最安値を更新した。ユーロに対しては、誕生以来のドル安、イギリスポンドに対しても26年ぶりだそうだ。オーストラリアドルに対しては、23年ぶりの歴史的なドル安水準にあり、FRB(米連邦準備制度理事会)公表のドルインデックス。絶対にそれ以上は割らないとの「神話」となっていた80%を突き抜け、71%程度まで落ちている。米ドルは、すでに危険な水域にあるとさえ言われはじめている。
ただし、これは円以外の通貨で起こっているのであって現在の円高は、他通貨のような歴史的水準ではないのが実情だ。歴史的な1$=79円75銭の当時と比較すると、それは明らかなようだ。今年に入って、対米ドルで見た円の最高値は108円台だが、これはむしろ日本側に問題があるといったほうが正解だ。
サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題発覚直後の株価下落率も、震源地の米国が8%だったにも関わらず、日本が16%もがっている、今も下落基調が続いている。景況感の毀損が激しいのは、米国よりも日本だということで理解した方が良いのでわ。

