“天下の事、進まざれば即ち退く”世の中のことすべて、先に進まなければ後退するものであると言う戒め。一点に静止する道理はあり得ないのである。後の文は“一定の理無し”と読むそうだ。子供達の元気な成長はまさに未来、明るい将来を見ているような感じを受けるのは、私だけではないはずだ。
この“天下の事・・・・・・・・・・”はもともと“易(えき)”の言葉だと言われている。ヨーロッパのマルキシズムでいう弁証法的な唯物論は、物事を固定的な観念でとりあえず、進歩し発展する目でとらえようとする哲学的な観点であることから、この言葉もヨーロッパ的な考え方と一派相通ずるところがある。
いっさいの物事は一点的なものに固定することはあり得ない。ことに子供の教育や、広く学問には、進歩しかない。後退を意識せずに取り組むことが必要であることは論をまたないし、常に全身することを忘れてはいけない。

