夕刻、松島の瑞巌寺の幻想的な灯道を視察に行ってきた。参道を灯籠(とうろう)の明かりで照らす「瑞巌寺灯道」が仙台七夕に合わせて3日間行われていた。杉木立に浮かび上がった日本の幻想的なろうそくの光が道を照らす。まさに真夏の夜の演出である。
切った竹にろうそくを置き(1,100個との説明)舞踏グループが灯籠を手に、すげがさ姿でゆったりと舞を見せてくれたり、瑞巌寺看門前では虚無僧の尺八演奏があったりと地域が一生懸命観光客誘致で取り組んでいる姿に感動を覚えた。
“頭を挙げて 山月を望み”という李白の詩がある。
頭をあげて山の端の月を望めば自然と故郷のことが思い出され、いつの間にか頭をうなだれてしまうという詩だが、山谷を駆け遊んだ少年時代を幻想的なろうそくの炎の奥に懐かしく思い巡らせた。

