知事曰く「どう見ても税源が足りない中で、あえて火中の栗を拾う選択をした」と説明する。なぜ増税にこだわるのか?それは「富県戦略」実現のためだとその目的を言うが、深刻な財政不足しかし、県内総生産10兆円にする目標値を定めている。ブレーキを踏みながらアクセルを踏むような禁じ手と私は感じる。
その上、知事としての存在感がない上に次の知事選での再選が危うくなるそんな心境から決意したようにしか受けとめることができない。その上説明も原稿の棒読みである。
『高き屋に のぼりて見れば 煙(けぶり)立つ 民のかまどは にぎはひにけり』
仁徳天皇が高殿に登って国のありさまを見わたすと、民家のかまどから煙が立ちのぼっている。民の生活が成り立っていることをうれしく思うという通釈である
どの家でもその日に食べる食料すらなくなり、人々は飢えに苦しんでいた。仁徳天皇はカマドに煙すら上がらない民の生活を見ていたく嘆き、いそぎ税を向う3年間は取り立てないことにした。そして宮殿の改修などに人力をさくことを中止し、食料の生産高をあげるべくさまざまな事業に専念した。その結果3年後にはどの家々からもカマドの煙が立ち昇ったとの故事にちなむ歌である。
今のリーダーに求められているのは、こういったことではないだろうか。

