コンテナ貨物取扱量(仙台塩釜港)は、平成18年度168,000tと前年度153,000tより13,000tの延びを示し、順調に取り扱いは増えてはいるが、果たしてそうであろうか?
『日本の港湾運営は世界基準と比べて15〜20年は遅れている。まだ大人にもなっていない。スーパー中枢港湾プロジェクトによってハードはある程度整ってきた。 しかし、これでアジア諸港と対等に戦えるわけではない。大型コンテナ船が立ち寄れる最低限の設備を用意し、国際競争にギリギリ参加できる資格を得るに過ぎない』とは、黒田勝彦交通対策審議会港湾分科会会長の“20年遅れの日本空洞化防止を最優先すべき”という講演の中での話である。
日本もかつては、港湾開発の先進国であった。1980年代から韓国や台湾が追いかけてきた時も、関係者の間に危機感はほとんどなかった。95年阪神・淡路大震災によって機能が停止した神戸港から釜山などに貨物が一気に流れた。そこでようやく政治が「これでは大変だ」と気がついた。
しかし、この時点で、既にIT(情報技術化)はアジアの諸港より大幅に遅れていた。シンガポールや韓国など国家戦略として港湾開発を進めた国では、最新鋭のITを活用したシステムと大水深(−17m以上)のコンテナターミナル(CT)をゼロベースから造った。モノ作りと同じ感覚であり、最新の設備を導入した工場に古いやり方の工場が追いつくのは簡単なことではない。
今、日本が最優先すべきは、国内の産業空洞化をくい止められるかということである。国内の主要港からの輸出貨物のうち、釜山等で積み替えられて欧米へ向かう量を示す「フィダー率」は15%を占めている基幹航路が日本をどんどん離れていく。
このままの数値が上昇すれば、国内企業の物流コストはさらに膨らむ、企業活動に支障が出ることになる。 港湾先進国とのかく格差はイコールアジアの新興国の成長の濁流に飲み込まれるということだ。政治の責任は大きいと感じる。


まったなしですね。
スーパー中枢港湾の施策を進めるのは当然として、今後、具体的にどうすればよいのでしょうか?
わが国は世界的に例のない少子高齢化時代を迎えます。
労働人口の減少、財政難・・・・・。
何か具体策、アイデアはありますか?
特色としては、おもしろいですが、今まで取っていたものを取らないのなら、どこかにしわ寄せがきますよね。
そのフォローも考えないといけませんね。