伊達先生は、岩出山伊達家にお生まれになり、仙台藩志会の会長として瑞鳳殿の建立に大変尽力された文化人である。
その面影は、伊達家の中でも最も藩祖伊達政宗公に似ていると言われていた。
私の国政選挙の折には、高齢を押して第一声にかけつけても頂いた。その折に、こんなお話しを受け賜わった。
“心を攻むるを上と為し、城を攻るを下と為す”
いくさというものは、敵の心を攻めるのが上策であり、城を攻めるのは下策だそうだ。この言葉の意味は“心の戦を上と為し、兵の戦いを下と為す”と訓む。
三国志の英雄 諸葛孔明が、南蛮討伐に出向く途中、作戦方針についての意見を求めたときに、参謀の馬謖(ばしょく)が答えた言葉として有名な話である。
相手を心服させることのほうが、相手を武力で服従させるよりは、よっぽど良いということである。いくさに限らずリーダーシップ全般に通用する真理である。
朝鮮出征の折にその姿と雰囲気から、さすがは伊達者と豊臣秀吉に言わせた。そんな生粋な伊達イズムをもった伊達篤郎先生であった。色々とご薫陶を頂きありがとうございました。
合掌

