2007年02月23日

日銀の利上げは是か非か(2007年2月23日)

 日銀が公定歩合のアップを決定した。円は1ドル=120円前後で取引されており、対ユーロではさらに円安が進んでいる。貿易加重ベースの指数は、8年ぶりの安値にある。円安は日本の競合国を苛立たせる。それは自国企業の競争力低下を意味するからだ。

 ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を見ると、円は安く見える。通常の物差し、つまり購買力平価は、日本の非貿易財部門の非効率さのために意味をなさないと言われている。

 しかし、高収益の輸出産業と貿易黒字の巨額さを考えると、円が過小評価されていることにもなる。

 一般的には、貿易黒字は通貨の力を強める。にもかかわらず円が下がり続けている原因は、なんであろうか?金利が0.25%の日本では、資本収益率が低いことにある。
 
 その結果、海外の高利回りの資産に振り向けるために円が売られていることになる。

 去る2月の初旬。7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では欧州の一部政府高官が円安を議題にしたものの、「円安は差し迫った経済問題ではない」、「だが日本は、ごく単純な手段で円安を是正し、同時に日本経済を活性化できるはずだ」と言う意見もなされた。

 利上げは日銀の取るべき手段ではないような感じがする。経済指標の弱さとインフレ圧力の欠如を考慮すれば、やはりそうではないだろうか。
posted by きくちふみひろ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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