“百里を行く者は九十を半ばとす”
百里の道を行く者は九十里に達した時、ようやく半分が過ぎたと考えるくらいでよい。仕事をするときには最終が肝心だから終わりの方で気をゆるめると、失敗すると言う戒めがある。全くもってその通りである。
鎌倉時代の吉田兼好『徒然草』にも木こりが弟子の木登りを見守る話しがある。高い梢にのぼってもなんとも言わないのに、降りてきて地面に近くなったときに“危ないぞ”“気をつけて、下りよ”と声をかけるシーンがある。この警句と全く同じで、終わりのほうで気をゆるめると思わぬ失敗をするのである。肝に銘じなければならない。

