「菊地さんは共済保険だから良いよね。私達は『国保』だから・・・。」
「実は、私もそうなんですよ。」
「エ・・・。」
なぜ、国保の保険料がこんなに高いんでしょうか?その理由は簡単です。
まず、国保の加入者は、自営業者、無職者、零細企業従事者等で、その所得が組合健保371万円、政管健保230万円となっている。他方、その加入者には高齢者が多く、国保加入者の平均年齢が53.2歳であるのに対し、組合健保33.9歳、政管健保37.2歳となっている。
このため、1人当たり年間診療費は平均で国保16.3万円、組合健保10.0万円、政管健保は11.4万円という状況である。
つまり、国保はその加入者の大半が若くて働き盛りの年齢階層の人々で占められる。所得も多い大企業を中心に設立されている組合健保、次いで所得がある中小企業に勤めるサラリーマンが加入している政管健保は、支出する医療費が相対的に少ない中で負担能力が大きい人が多いために、1人当たり保険料負担が小さく済んでいる。それに対し国保の場合は、そもそも農業従事者や自営業者を対象に制度が発足したことからそんな状況になってしまう。
不公平感を直すことが必要だ。

