“寧ろ千金を失うとも、一人の心を失うなかれ”である。
たとえ多くのお金を失っても、一人ひとりの人の心を失ってはならない。お金よりも人望を得ることのほうが大切だという戒めの格言である。まさに身につまされる、ありがたい言葉である。
俗語には“銭カネにはかえられない”、あるいは“人はパンのみにて生きるに非ず”ということばがあるが、人間の心をひきつけることには、金銭ではあらわせない価値があるということであろう。
中国の春秋時代の頃から、リーダーシップの要諦は、人の心をつかむことにあるといっても過言ではないと言われてきた。時代が変わっても、人の心はそう簡単に変わるものではない。この方々の暖かい言葉に支えられていることを私は忘れまい。

