心配のタネとなるようなことがあれば世の中の誰も気がつかないうちに心配し、楽しむべきことがあればまず世の中の人々が楽しんでから楽しむ。つまり、個人的な問題よりもまず天下国家や国民のことを優先して考える、という気配りを示せという教訓である。そこに、先優後楽の思想がある。東京ドームで有名な球場、後楽園はここから取った地名である。
范仲淹(はんちゅうえん)は、北栄時代の政治家兼学者で字を希文といった。 辺境守備司令官の時、侵略してきた西夏王の季元昊(りげんこう)を撃退して功労を立てた。その『岳陽桜記』に記載されている。
大晦日の今夜、明日の朝にはまた一つ年を重ねる。除夜の鐘を聞きつつこの言葉を噛み締めたい。

