2009年11月30日

環境税?(2009年11月30日)

 1リットル=120円、レギュラーガソリンでだいたいそんな価格である。

 これが暫定税率の廃止によって概ね95円位になる予定である。我が民主党は、マニフェストで暫定税率部分の廃止を掲げて夏の選挙を戦った。

 来年度の予算編成の焦点の一つがガソリンなどにかかるこの税の取り扱いである。しかし、財源不足の中でそのまま実施するのか、一部だけにとどまるのかといった民主党内での議論も喧しい。

 確かに暫定税率がなくなれば、2兆5000億円もの税収が消える。その中には地方分の8000億円という予算が国から地方へ来なくなる。

 その一方で出てきたのが環境税の話である。環境省は税収2兆円の地球温暖化対策税を来年度から導入するよう総務省に対して地方環境税の創設を提案・要求し、話題となっている。

 唐突のような気もしたが、地球温暖化対策についてもマニフェストに盛り込まれているのも事実だ。

 しかし、暫定税率を廃止することは約束だからその財源をどうしようか?といったときに「あっ!そうだ!思い出した。温暖化対策税も導入しますと言ってたっけ!」と言うような税の看板を掛け替えるだけではないかと感じるのは、私だけではないだろう。そういった安直さが見受けられてしまう。

 なぜなら環境省の案では、現在の石油石炭税や揮発油税の納税の仕組みをそのまま使おうとしているからである。また、税収見込みも暫定税率廃止に伴う国税の収入源に見合った額にもなっている。

 総務省側の地方環境税も、暫定税率廃止に伴う地方税収減対策が見え見えであることは言うまでもない。

 財政が危機的状況にある中で、すでにある税収については看板を掛け替えてでも残そうという気持ちはよくわかるが、しかし、中身の議論を十分に尽くさぬまま税収確保だけの目的で進められることは大いに疑問が残る。

 その切り出し方の唐突さと説明不足から批判を浴びたようではあるが、入念な制度設計を考えるべきではないだろうか。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月29日

市場へのメッセージ(2009年11月29日)

 夕方、シンクタンクの主任研究員と話す機会があった。

 話の中で、「政権への不信感が高まってきている。市場のエネルギーが減退するのでは・・・・・・?」

 「世界の市場が様々な動きを強めるのに、日本市場は完全に蚊帳の外である。菊地さん、民主党政権が市場の不信感を払拭できるか、どうかが相場や国債の鍵を握っています」といわれた。

 最近、発表されたいくつかの世論調査によると、国民の民主党政権に対する支持率は依然として高い。(内閣支持率68%、しかし、景気政策は評価せずが57%に達している)

 行政の無駄を削減する取り組みを評価は、してくださっている方々も多いのだが・・・・・・・・・。

 「二番ではダメなんですか?」といった蓮舫議員に代表される事業仕分けは評価(75%評価)されているようだ。

 しかし、政権に対する株式市場の見方はすっかり冷え込んでしまっているというのが現状だ。

 “投資家は日本にある種のカントリーリスクを感じている”との声もある。株式市場が最も嫌うのは行き先の不透明感である。

 たとえマイナスの材料であっても、とりあえず計算できる範囲のことであれば株式市場は、それを織り込んでくれる。

 ところが、この先何が出てくるか分からないとなると、正直手の出しようがないのは当たり前の話でもある。

 『コンクリートから人へ』の民主党の掲げるスローガンには賛同する。しかし、実際の政策がどちらを向いてるかは、よく分からないといったことも聞かれるようになった。

 自民党的な経済政策に行き詰まり、発想転換が求められていることは明らかである。しかし、単に企業に税を負担させて家計に所得分配を行うだけでは持続性がない。

 市場メカニズムをうまく使いながら金を回していく制度設計が必要であると私は思う。そうした発想こそが大事ではないだろうか。

 市場の動きに対し、関心を持っていくことが市場の不信感を払拭できると確信する。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月28日

ネットでの商売(2009年11月28日)

 久しぶりに先輩に誘われて“割烹 三太郎”でお昼をご馳走になった。

 女将さんも「先生ご無沙汰しております・・・」ということで、3人で食事をすることになった。店には若い女性の方や年輩の方など、女性客の姿が目立った。

 おいしい天ぷらをご馳走になりながら「最近はネットでのお客様が多いです。私の頃とは違って若女将の時代はネットでの口コミが多いです。でも不景気ですねぇ!先生なんとかしてくださいよ・・・」「なんとかしたいですねぇ!ム・ム・ム・・・」といった会話であった。

 インターネットを使用してのメールサービスやインターネットショッピングを利用する人が増えている。その際に欠かせないのが情報セキュリティ対策である。

 ワンクリック不正請求やフィッシング詐欺などのほか、知らないうちにクレジットカードを利用されたり、銀行口座から預金が引き落とされるなど金銭的被害も発生している。

 しかし、IPA(情報処理推進機構)が実施した2009年度情報セキュリティの脅威に対する意識調査によるとパスワードを定期的に変更している人は、まだ13.8%にとどまっている状況だ。

 IPAは、2005年からインターネット利用者への情報セキュリティの脅威に対する認知度や対策の実施状況を把握するための調査を行っている。

 今回初めて、セキュリティ対策の基本となるパスワードに関する調査も実施された。

 IPAでは、脆弱なパスワードの例として生年月日やログインIDと同一の文字列などを挙げているが、このような推測されやすいパスワードを避けて設定している人は、全体の49.4%と半数に満たない。

 また、複数のサイトでパスワードを併用している人は、35.1%にも上っているそうだ。

 ネット販売の増加に伴い様々な犯罪も増えている、犯罪を未然に防ぐには、パスワードも時々変えることが必要かも!!!。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月27日

そうならないために(2009年11月27日)

 霜月ももうすぐ終わりだ。いよいよ師走という時期になってきている。それにしても小春日和の続く穏やかな一日である。

 トヨタ系のディーラーの社長から「民主党政権は応援しているのに、製造業をどう考えて、どうするつもりですかねぇ」と声を掛けられた。

 まさに円高・株安に対する危機意識を募られているといった感じだ。

 一時1ドル=84円台まで上昇し、日経平均株価も4ヶ月ぶりに9100円を割り込んだ。せっかく上昇しかけた企業収益に水を差すような懸念すら広がってきているような感じだ。

 社長の話だと、今年度下期の為替の想定レートは1ドル90円と見積もっっていった。1円の円高は、年間で約250億円の減益要因になるそうだ。

 地元“夢メッセ”で『仙台モーターショー』も開催されているが、新車販売の低迷など課題は山積する中で急激な円高・株安が追い討ちをかけているようだ。

 それにしても日本政府の現状は、円の急騰に対して打つ手がないのだろうか。

 財務大臣は円高けん制の姿勢は強めてはいるが、実際に円売り介入に踏み切れるのか、その効果はあるのか、どうもしっかりとした対策とメッセージが伝わってこない。

 市場は日銀の金融姿勢が足りないといった多くの批判の声も聞こえてくる。

 “外需より内需”をキャッチフレーズに政権交代を実現した我が党に対して、海外投資は、『円高容認』との受け止め方が根強いといった新聞報道もある。

 また、最近の急激な円高は投資資金筋や米国が“新政権はどんな介入姿勢なのか”を試そうと円買いを進めているといったことも言われている。

 メッセージ等の口先介入の効果は確かに限られる。国際協調に基づく大規模な介入でない限り、かえって新たな円買いを誘発する可能性もある。益々不景気になるようなことは絶対に避けてほしい。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月26日

1ドル86円!(2009年11月26日)

 1ドル=86円29銭。外国為替市場での円相場が急騰している。14年4ヶ月ぶりの高値と報じている。

 サプライサイド(供給重視)からデマンドサイド(需要重視)へ・・・。また「コンクリートから人へ」という言葉で私たちは選挙を戦ってきた。

 マニフェストから言うと公共事業などの財政支出による景気刺激策ではなく、子ども手当てや農家の戸別所得補償などに代表されるような直接給付政策を通じての個人消費の刺激策への転換である。

 具体的に言えば外需依存型から内需重視型への構造転換を意味している。

 個人の消費が刺激されればそれが生産過程へ普及することは確かなことではあるが、それも所得の裏づけがあって初めて成り立つ。

 つまり、所得を生み出す企業の収益が好調で合ってこそ可能な論理である。それと同時にわが国の特徴として所得増がそのまま消費に向かうという国民性でもない。

 貯蓄志向が高いことがあげられるのもその1つである。

 いずれにしても最近のグローバル化の流れの中で企業の投資判断は為替市場・税制・規制といったような視点からなされる。

 人口減少という初めての状況下にあり、様々な課題を抱えている以上これらに的確に応えることが出来ない限り、富はより魅力的な地域や国家に流れていくというのは当たり前の論理である。

 日本の通貨の番人達のあまりに軽率な対応や言動による原因があるのも事実である日本経済のおかれている状況を、この疲弊した地域を考えてほしい。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月25日

税収不足で深刻な問題も(2009年11月25日)

 新政権が発足と同時に行政刷新会議が過去最高の95兆円超にまで膨れ上がった2010年度予算概算要求のムダを削減するための事業仕分けを行っている。

 すでに前半の日程を終え、ここまでほとんどの事業で廃止や見直し、削減という結論が出されたほか、特別会計や基金に積み上がっている『埋蔵金』の国庫返納も求められている。
法人税収は未だマイナスである。

 昨秋移行の景気の急激な落ち込みで2008年度の税収は44兆円余りと予算額(46.4兆円)を2兆円強も下回った。

 今年度は9月までの累計で10兆円、予算額に対する進捗率で21.9%にとどまっており、例年と比べてかなり低い水準にある。

 特に法人税については企業の業績悪化に伴い前納した法人税の還付が相次いだ結果である。9月までの半年累計で1兆3,000億円のマイナス(還付超)という異例の事態となっている。

 こうした状況から年度を通じた税収は予算を大きく下回り、大幅な歳入欠陥が生じる可能性が出てきている。

 今年度の国債発行額は補正予算時に44兆円に増額されたが、総理は来年度の国債発行額についても今年度と同程度に抑えたいと言っている。

 しかし、現実的に税収減と公約の目玉政策実施に伴う歳出増を考えるとさらなる国債発行増額の懸念が高まるのは必至であろうと思われる。

 “事業仕分け”による歳出削減等の効果への期待も交錯し、マーケットでは長期金利が急変動する事態を招いたことは記憶に新しい。

 2009年7〜9月期の実質GDP成長率が前期比1.2%増(年率4.8%増)と2期連続プラスとなったことで、景気が底を打ったことは確認された。

 しかし、それが財政のプラスに作用するにはかなりの時間が必要となる。来年度予算編成をめぐっては混乱が生じる恐れも出てきた。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月24日

おひとり様ビジネス(2009年11月24日)

 何気なしに旅行代理店の店内を見ていたら一人旅パックというのがあった。意表を突く一人旅パックであるが、これまた売り出しが好調らしい。

 また、一人でも食べられる店、カウンターで焼き肉や鍋料理を気兼ねなく楽しめる飲食店も市内で話題のようだ。

 国勢調査によると単身世帯は増え続けており、1450万人にも上っている。今では、全体の3割を占めている。晩婚・非婚の独身者に加えて伴侶に先立たれた人々も少なくない。

 そこで様々な事情によるシングル族を相手にした『おひとりさまビジネス』なるものが好評のようである。例えば、家事代行の業者も評判のようだ。

 多少のお金さえあれば独居のむさ苦しさもずいぶんと解消できるようなサービスがあるというのは、まさに現代ニッポンの理にかなったビジネスではある。

 しかし、これでますます少子高齢化が加速されてしまうのではないかと心配してしまうのは私だけだろうか。

 “寿司、そば、てんぷら”と言えば“大江戸”東京には、名立たる名店が多い。けれども、もともとは江戸庶民の忙しい人たちの中で、簡単に食べることができる物として好まれてきた。現代風でいえばファーストフードだった。

 また、参勤交代による単身者も多い大都会であったので手軽に食べられる物として人気を博し、さっと立ち寄れる屋台が大繁盛したという。そういった当時の食文化が今でも伝えられている。“おひとりさまビジネスの走りであったことは言うまでもない。

 デフレ需要の低迷を受け、旅行業最大手のJTBが2011年度までに全国店舗網の約20%に当たる200店近くを閉鎖するとのことである。

 しかし、店頭販売は縮小するが、ネット事業は強化するとのことである。コストの安い商品に本格的に取り組むことで、値下げ競争に生き残りを賭けての策のようだ。私たちにとって価格が下がるということはうれしいことではあるが、その分自分達の給与にも減収という形で跳ね返ってくる、これがデフレの特徴である。

 パソコンから注文できるネット通販の消費市場は、身近な分野まで急速に拡大している。まさに企業の事業構造転換に拍車がかかってきている。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月23日

優しい心(2009年11月23日)

 かみさまの心に出会ったようなそんな感じを受けた。心が洗われるというのはこういうことを言うのではないだろうか。

 私の知人に知恵遅れの子を持った両親がいる。“知恵遅れ”という表現は差別語であるのは重々承知の上ではあるが、ご両親の意を伝えるためにあえて使わせてもらう。

 その子は3人兄弟の真ん中の子で、お兄ちゃんと妹のいない時に例えばおやつをあげたとします。しかし、その子は絶対に食べません。どうしてなのかは分かりません。みんなが帰ってくるまでじっと待っています。

 ある時、三人兄弟なのにケーキが2つしかありませんでした。お母さんは、どうしてもその知恵遅れの子がかわいそうなのでその子に1つのケーキをやり、もうひとつの方を兄と妹とで半分ずつにして与えました。

 しかし、その子は自分のケーキを食べようとしなかった。「どうしてかしら・・・・」とお母さんは思い、はっと気が付きそのケーキを半分に切り、お母さんが半分を食べました。

 するとその子は、喜んでケーキを食べ始めました。「確かにこの子に兄や妹のケーキより、僕の方が大きい・小さいと見比べる知恵は遅れているかもしれない。でも、この子には兄や妹がケーキを半分しか食べられないとき、自分はまるまる一個を食べてはいけないんだと言う知恵を持っているんです。それがこの子の優しい知恵なんです」とお父さんが私に語ってくれた。

 何とも言えない優しい心に感動すら覚えてしまった。「だからこの子を“知恵遅れ”と呼んでほしくない。この子の知恵は、遅れているのではなく、別の知恵、優しいかみさま様のような知恵を持っているんですよ。この子が遅れているのは知識だけですから“知識遅れ”と呼んでほしいんです」と笑いながらおっしゃっていた。「それが父としての希望なんですとも・・・」なんともほのぼのとするかみさまと出会ったような気分にさせられた。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月22日

シズカの贈り物(2009年11月22日)

 今日は、事務所の甲太郎君と麻衣さんの華燭の祭典、つまり結婚式である。

 3年前、前秘書であった伏見公秀氏の紹介で事務所に来た時は、少し線が細いなぁ!(体もやせている)大丈夫かなぁと思うところもあったのだが、あれから3年が過ぎ4年目を迎えようとしている。

 まだまだと思うような時もあるが、野球で鍛えた持ち前のバイタリティで野球のイチロー選手のように伏見という苗字を省いて『甲太郎』ということで多くの皆さんに親しまれている。

 もう一人前の青年として事務所には、欠くことのできない存在となっている。新婦とは同級生ということもありお互いに気の合ったところで良き家庭を作ってほしいと願うばかりである。ちなみに新婚旅行には後から行くそうだ。心から祝福を申し上げる。

 「三年程度の返済猶予を実施したい」亀井静香金融担当大臣が就任早々にぶち上げた“モラトリアム構想”は銀行業界を中心に反発もあったが何かと無難な結果に落ち着きそうである。

 それにしてもサンタの贈りもの、いや『シズカの贈りもの』である。政策の強烈なインパクトに抜群の政治的センスを感じてしまう?!まずは、ただただ脱帽といったところである。

 中小企業金融円滑化法案であるが、中小企業から申し出があれば、金融機関は出来る限り、返済猶予ないし借り付け条件の変更に対応するよう努力義務が課せられた。

 それまで金融機関の担当者にとってリスクを行うことは、自身のコンサルティングが機能しなかったとして減点評価に繋がる為、嫌々ながら応じてきたと言う現状である。

 そのために金融機関にリスクなどの実績を情報公開するよう義務付けられた意味は、大きいのではないだろうか。

 こうした豊富なドラスティックな支援策がしっかりと中小企業の経営者の元に届かなければ意味はない。中小企業の皆さんに真の意味でのサンタの贈りものになってほしいものである。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月21日

未来志向型(2009年11月24日)

 今、世界の教育には2つのモデルがある。1つはシンガポール型といわれるシステムと、もう1つはフィンランド型である。

 シンガポールはティムス(TIMSS)という学力テストで世界でトップである。フィンランドではピサ(PISA)という学力テストでトップである。

 シンガポール型というのは、競争によって学ぶ意欲をかきたて、国の経済発展に貢献していくシステムで、最近のティムスの調査ではトップのシンガポールに続いて、韓国、台湾、香港、日本と上位5位を全て東アジアの国・地域が占めている。

 しかし、このシステムは産業主義の社会においてこそ有効性が発揮される。産業主義社会というのは少数の知的エリートと大多数の単純労働者というピラミッド型の労働市場を形成しており、それが学歴社会とマッチしているからであると言われている。

 しかし、現在の日本をはじめとする先進諸国ではポスト産業主義の社会、高度知識社会に移行しており、日本の場合は労働人口のうち向上労働者は10%を割っている。

 グローバリーゼーッションが進むと単純労働は、人件費の安い国を求めて外国に出て行く。(日本から世界の工場と言われる中国に次々と工場が移転して言ったように)経済の中心はモノの生産から知識と情報と対人サービスに移り、日本のような社会になると、高いレベルの知的能力の部分に労働の需要が広がり、単純労働の部分は急速に崩壊していくことになる。つまり、生涯学習の社会システムを作らないとなかなかそういった状況を作ることことは難しい。

 フィンランド型というのは、一言で言うと競争ではなく“平等”を追求することによって同時に「質」を高めるというやり方である。

 ふつうは平等を強めると質が低下する。質を高めると平等が破壊されると考えるからどうしてもそう考えられてしまう。フィンランドはこのロジックを逆転させた。フィンランドの教育改革がスタートしたのは、1993年であった。

 ベルリンの壁の崩壊によって大不況に陥ったフィンランドでは、20%以上の失業者を出すというダメージを教育改革によって国を立て直そうと全ての教師を大学院で養成し、教師のレベルアップを図った。

 そして国によるコントロールをやめて教師を信頼し、教師たちの自由な創造性を援助するなどの政策を次々と展開した。そうした様々な改革の中で最も大きな改革が平等を実現することであった。

 平等という基礎がないと質の追求はできないと考えたのである。何歳になっても経済的にも心配することなく大学院に行くことができるそうした社会システムが出来上がった。フィンランドの成功は、日本が大きく見習うことが多いのではないだろうか。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月20日

学びあうこと(2009年11月20日)

 “日本の子供は勉強に追われてゆとりを失っている”というのが多くの教育者の認識である。

 果たしてそうなのであろうか。私はそれとはちがうように感じる。むしろ日本の子供たちはとにかく小学校高学年から高校生に至るまで学ぶことの意味や希望を失っているのではないだろうか、そう感じてしまう。

 こういった状況は『ゆとり教育からの脱却』を言われている今日でも変わっていないような感じを受ける。

 そして、現在大きな問題となっているのが格差社会の貧困化という点である。2005年のOECD(経済協力開発機構)の調査によると、日本はOECD加盟国30国中貧富の差が5番目に大きい国となっている。

 これはこの15年ぐらいの間に起きた急激な変化で「要保護」(生活保護家庭の子ども達)「準要保護」(生活保護家庭より年収が約10%多い家庭の子どもたち)が大阪府では30%、東京でも28%に上っている。

 15年前に比べて数倍も増えていることがわかる。もう一点は先生たちが疲れきっていることではないだろうか。疲れきっているというよりは先生方も生きがいを見失っているというように感じてしまう。

 家庭が崩壊し、子どもたちの文化環境、生活環境の部分まで教師が支えているのが今の日本の社会である。

 2007年の文部科学省の調査によれば、教師たちは平均週52時間の労働時間で超過勤務、手当てなしで働いており、定年までまっとうしている教師は40%しかいないというのである。

 学校の一種の崩壊が起き始めたのは高校進学率が93%と世界一となった1980年前後からはじまった。

 日本は明治以来、急速な教育の普及を遂げてきた。そのピークに達したときを同じくして“学びからの逃走する子どもたち”も増え始めている。

 「学ぶ意欲」から「学ぶ意味」これを教育の柱にすえ、学ぶ権利を保障するため、奨学金制度を大幅に拡充していくなどの政策が大事である。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

自動車産業への未来(2009年11月19日)


 セントラル自動車や関東自動車の誘致や工場における開業時期で、地元宮城県では盛り上がりを見せているが・・・・という話である。

 しかし、自動車王国日本の座も残念ながら今や風前の灯火となってきている。日本が世界第2位に転落し、変わって中国がトップに躍り出ることが必至の状況にある。

 中国の自動車生産は2009年代に入って急拡大しいている。2006年にはドイツを抜いて世界3位になり、2008年は、リーマンショック後に減速し、2007年比で5%増の934万台にとどまったが、それでも米国を抜いて2位に浮上した。

 今年は、小型車の取得税率減や農村地域での購入補助政策が効を奏し、環境性能のよい車種への買い替え補助なども加わり政府の需要喚起策で大きく拡大した。

 中国汽車工業協会の調べでは9月までの累計生産台数は前年同期に比べて32%増961万台に延びている。通年では1250〜1300万台に達するのではないかと見られている。驚くべき中国のポテンシャルの高さである。

 対して私達の日本では、買い換え促進策がある程度国内需要を刺激はしたが、全体的には低迷が続いている。輸出も大幅に減少し、1〜9月の生産台数は前年同期に比べて39%減の545万台にとどまっているのが実状だ。

 通年でも台数割れは確実で700〜800万台にとどまる見通しのようだ。性能の面や環境技術などは日本が世界をリードしていることは確かではあるが、鉄鋼分野では既に1996年にナンバーワンの座を中国に奪われている。

 ITと言われる情報通信分野でも携帯電話やパソコンなど主要エレクトロニクス製品部門でも中国の後塵を排している。自動車はすそのが広く国力を測る重要なバロメーターとされる重要な産業である。

 バラまきによって内需拡大を目指したものの日本の地盤沈下は確実に一方で進んでいる。気になる状況である。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

慌てないことが大切(2009年11月18日)

 宮城野中学校の3人の生徒は毎日マスクをして事務所にくる。風を引いているのかというとそうではない。インフルエンザにかからないように予防のためのマスクだそうだ。

 外に出て戻ってきたら手を洗って席に着く。そのあたりはさすがに学校から徹底されているのだろうか?感心する。非常に礼儀正しい生徒達である。

 今日は県庁の18Fで県庁の仕事の役割や内容そして県の歴史について学んでもらった。午後からは仙台国際貿易港のセミナーに参加をする。

 自動車を運搬する貨物船やRORO船、そして最後は16,000tの大型フェリーに乗船してホテル並みの大きさに感動していた。

 午後3時を回るとだいぶ寒くなってきた。インフルエンザの予防接種は済んだの?と聞いたら一回は済みましたとの話である。

 厚生労働省が新型インフルエンザワクチンの接種手順をまたまた変更してきた。小学校高学年生の接種を12月下旬に前倒しする内容で、度重なる変更に現場は非常に戸惑っているのが実情だ。

 つい先日、一歳から小学校低学年生の小児の接種開始を前倒ししたばかりである。しかも発表は、標準的な日程を示すだけで現場とずれている。

 問題は現場で行っているという思いが稀薄なのか?。実際の接種は実は都道府県で異なっている。同じ地域でさえ病院によって違うのである。

 予防接種には病院などへの予約が必要である。希望する人は最寄りの自治体や医療機関のホームページや電話で確認しなければならない。

 なぜ、こんなに分かりにくい事態がおきているのだろか。根本には国内のワクチン供給能力が足りないことにあると言われている。

 これまでの感染者数は、約600万人で約60人が亡くなったとのことである。致死率は10万分の1で単純にいえば季節性インフルエンザ(2000分の1程度)より低いことになる。侮るのもいけないが、いたずらに慌てない対応が必要ではないだろうか。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月17日

さすが成長盛り(2009年11月17日)

 宮城野中学校の1年生3人(男子2人女子1人)が職場体験で3日間の日程で事務所に来ている。何で事務所を選んだのかはさだかではないが政治に少しでも興味があるようだ。

 午前中は、議会を見学してもらった。それぞれの子ども達を紹介したい。

 阿部君・・・職場体験では事務所ではどういう仕事をしいているのか学びたいと思います。よろしくお願いします。
 大澤君・・・職業体験ではお世話になります。極力迷惑のないよう見学させて頂きますのでよろしくお願いします。
 関根さん・・・今回はきくち文博事務所に職業体験で見学をし、政治等に対して何をしているのか学びたい。よろしくお願いします。

 とそれぞれの挨拶文を受け取った、自己紹介の後次のような質問をもらった。

・議会はどのような形で進められているのか。
・事務所のスタッフの方々は主にどんな仕事をしいているのか。
・事務所での仕事の中心は何ですか。
・県知事と県議会議員の仕事は。
・県庁の方々はどんな仕事をしているのか。
・議員には秘書の方は何人くらいなのか。
・選挙で立候補した人が落ちてしまった場合、仕事などはどうなるのでしょうか。
・市議会議員と県議会議員の仕事の違いはどんなとこですか。
・議員が特に守らなければならない制限のようなものはあるのですか。

 といったような質問が矢継ぎ早にあった。なかなか答えずらいところもあり、それなりに分かりやすく話しをしたが、果たして理解してくれただろうか。

 それぞれに個性がある3人ではあるが、研修での役割は分担をして報告書を作成しているようだ。「お父さんはいくつくらい?」「36才です」「え〜!?そんな若いのか!」改めて自分自身の年を感じてしまった。

 昼食の時間、朝早く起きてお母さんに作ってもらった手作りお弁当を広げて、女の子は女の子らしい可愛いお弁当である。しかし、男の子はさすが成長盛り、おにぎりの大きさに驚かされた。「阿部君、それ2つも食べれるのか?」「はい・・・これでも足りません」なるほど〜〜〜!!「大沢君、食べるの遅いなあ!」「こいつ、いつもしゃべっていて食うの遅いんです!」なるほど〜〜〜。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

失言(2009年11月16日)

 GDPが予想以上の伸びになったことは、喜ばしいことではあるが・・・・。それにしても解禁時刻よりも30分以上前にGDPの数値を口外してしまった直嶋経済産業大臣に非難が集中している。

 拙速であったことは否めないし、金融市場ではたった一秒の時間差が天文学的な額の投資マネーを動かす。経済閣僚の1人が「失礼した、知らなかった」では確かにすまされない話である。

 事務方の仕事だった統計等の説明も政権交代によって、すべて政務官が担当することになった省庁さえもある。

 政治家が言った言葉には、責任が付いて回る。大きくいえば日本という国力の信用を失う危険性さえあることをもっと自覚すべきではないだろうか。

 ある歴史書に「昭和史」は閣僚の失言から始まったと言われる文章の一端を思い出した。1927年(昭和2年)3月、衆議院予算委員会で時の片岡直温大蔵大臣は、たずねられてもいない銀行破綻について答弁。

 「破綻とは、ほころびの事です」と言及し「銀行破綻の意味が分かっているのか」と厳しく責任を追及された。そして、「今日正午頃に渡辺銀行は破綻しました」と説明。

 この片岡蔵相発言により金融不安は日本全土に広がった。そしてついには、あの忌々しい戦争へと突き進むのである。この戦前のこうした政府の迷走の最初のつまづきが閣僚の失言だったと、この歴史書は述べている。

 国民からその運命を託された政治家は、自らの言葉の重さに鈍感であってはならないのではないだろうか。その事は地方の政治家にもいえることは言うまでもない。常に肝に銘ずるべきであろう。

 閣僚の発言が一瞬のうちに地球の隅々までに瞬時に到着する時代であり、そのことにより影響力を及ぼす今日のグローバル経済時代では、なおさらのことである。

 政府が発表する経済的な数値は為替にしろ、債券や株式などの市場に大きな影響が出る。このことの重みをどう考えていくのかということをしっかりと把握して発言してほしいものだ。そうでなければせっかくの政権交代も国民から支持されなくなってしまう。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月15日

自治体議員フォーラム(2009年11月15日)

 “民主党東北地方自治体議員フォーラム”が山形県米沢市で一泊二日にわたり開催される。同僚の内海太(気仙沼市選挙区)県議会議員が代表世話人を務めている関係もあり、宮城県としても盛り上げてやらねばならない。

 お昼すぎ米沢へ向けて車を走らせる。東北自動車道から山形道を通り、一旦上ノ山市で山形道を下り国道13号線に出て南陽市へ向かう。車窓からの山形路はすっかり秋から冬への身支度が進んでいる。フロントガラスには時折バラバラと時雨が降ってくる。

 右手に赤湯温泉の看板が見える。ここからはまた車専用道路で米沢へ、30kmあまりの自動車有料道路である。午後2時頃会場のホテルへ到着する。さすがに2時間近くかかった。

 ホテルに着くなり「仙台からですと福島市経由の飯坂から来る方が近いですよ。」とフロントマンから言われた。内心「そうかな・・・・」と疑問を持ちながら会場の席に着く。午後4時過ぎまでは、3人の講師による基調講演が続く。

 地元民主党県連会長の近藤洋介衆議院議員、経済産業大臣政務官として“地域経済と中小企業政策”と題して、東北地方の特色を生かした産業政策の話をされていた。

 また、同じく地元山形県選出で参議院議員の舟山康江議員の「食糧・農村の振興」の話などは、さすが議員歴1年目の議員で農林水産大臣政務官に抜擢されただけの人だと感心させられた農業政策中心の話であった。

 午後4時過ぎからは、4分科会に分かれて1時間半という短い時間ではあるが各ディスカッションが行われた。私は『地方財政』という分科会に参加をして、総務省自治財政局交付税課の黒野課長補佐と今後の地方交付税の算定のあり方や地財計画について意見交換をさせて頂いた。

 または、地方交付税そのものの行政刷新会議における仕分け人による“見直し”裁定に対する考え方や今後の諸課題など率直に意見の交換をさせて頂いた。

 地域の自立つまり地域主権を訴えてきた民主党の政策を実現させるには地方議員そのものももっと自立と言う意味を自覚をしなければならない。決して“国任せ、あなた任せ”のような気持ちでは、現況からの脱却は出来ない。真の地域主権を目指すには・・・・・。

 そんなことをディスカッションした後、真っ暗になった道を一路仙台へ向けて、2時間ほどの道のりに車を走らせた。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月14日

様々な記念日(2009年11月14日)

 中国大陸方面からの低気圧の影響で結構強い雨が降っている。午前中、5〜6人のお客さんが事務所に来所され、その応対に追われる。

 午後からは、雨も上がり青空が出てきた。今日11月14日は、世界糖尿病デーである。私の父も今から28年前に糖尿病による合併症の腎不全で急逝した。

 そんなこともあり、なんとなく糖尿病という言葉に神経質になりがちである。インスリンを発見したカナダのバンディグ医師の誕生日にちなみ糖尿病の全世界的脅威を認知するための国際デーである。

 元々国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)が定めていた記念日であったが、2006年12月20日、国連で糖尿病の全世界的脅威を認知する決議が採択され、合わせて世界糖尿病デーが国連の記念日として認定されたとのをきっかけに11月14日は、世界的糖尿病デーの記念日になっている。

 調べてみると毎日が何かかんかの記念日となっている。面白いものだ。また、今日は何とパチンコの日でもある。パチンコの日などという記念日にもなっているのかと驚いているが・・・・。

 パチンコ業者の集まりである全国遊技業協同組合連合会が、1979年(昭和54年)に今日を記念日として制定されたそうだ。1966年(昭和41年)のこの日、全国遊技業協同組合連合会が発足している。

 当時はインベーダーゲームの進出でパチンコファン離れが起きたため人気挽回を狙って記念日を作ったとのこと。

 「パチパチ」の語呂合わせで8月8日にするという案もあったようだが、8月、2月と共に「ニッパチ月」と呼ばれ客の足が遠のく、つまり収益が減る月なので年末のボーナス時期を控え、お客さんの増加を見込んでいこうということで11月14日となったそうだ。

 政治的にいえば、“ウーマンリブ”の日とも言われる。1970年(昭和45年)のこの日東京・渋谷で女性解放運動を高めるため日本初のウーマンリブの大会が開催されたことにちなんでいる。こんなに記念日があるのかと改めて教えられた。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

事業仕分け(2009年11月13日)

 テレビを見ていて、まるで「予算劇場」のような感じを受けたのは私だけだろうか?

 中央省庁の事業の必要性がひとつひとつ傍聴人もいる会場で厳しい議論がなされ、吟味され、次々と「廃止」、「地方自治体への移管」「縮小」などと審判が下されていく。(審判という表現が最も適しているような・・・・)政府の行政刷新会議による事業仕分け作業が始まった。

 来年度予算編成を控えて、447事業について民間の識者や国会議員からなる3チームの仕分け人による公開の場で予算計上の要・不要などを判定する。

 来年度の概算要求が、95兆円を突破するということでどれだけ予算を削れるかの総額に私達の関心は集まっているが・・・・・。

 私達国民に開かれた作業で予算の透明度を高め、特に中央官庁の既得権益と絡んで無駄に切りこむことが肝心である。

 しかし、テレビを見ていて“削減ありき”で進められているこの状況に違和感を覚えてしまうのは、何故だろうか?そう感じるのは、私だけではないと思われる。

 民主党政権の肝いりの事業仕分けの最初の焦点は、対象とする事業の選定である。診療報酬、地方交付税、在日米軍の思いやり予算など“聖域”を設けず、対象とする方針が刷新会議より打ち出された。

 制度改正が必要な分野で予算をただちに削ることは難しいかもしれないが、今後の改革に向けて俎上に載せられたことは一定に評価している。
 
 しかし、概算要求の圧縮が迫られている中での作業である、だからと言って仕分け人に予算削減を期待することは適切ではないと思う。それこそ説明責任が問われる。

 私達が最も成果を期待しているのは、独立行政法人等への不透明な支出であり、中央官庁の既得権益が絡む無駄の一掃である。

 また、国から地方への事業移譲を審判する際には、自治体の裁量を増し、分権効果が期待できるようにしてほしいものである。そうならなければ「なんの権限が仕分け人と言われる民間人にあるのか?」という批判が結果的にもろ出てしまうからである。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月12日

効果的なワクチン接種を(2009年11月12日)

 思ったより新型インフルエンザがパンデミックしている。「永井先生(小児科)、選挙も終わったので色々とご相談したいことがありまして・・・・」

 「きくちさん、今の時期はなかなか時間が取れない。もう少ししてからお願いしたい」「そんなに先生忙しいですか」「インフルエンザで子ども達が溢れかえっているよ。もうくたくたになるくらいだ」「わかりました・・・・また後日」

 仙台市内の小中学校でも冬将軍の便りとともに学級閉鎖、学年閉鎖と言った情報がそっちこっちから聞こえてくる。

 私も来月にはインフルエンザの予防接種をしなければと思っている。それにしても一回接種でよいのか。2回接種なのか?どうも国の方では二転三転しているような印象である。

 しかし、ようやく新型インフルエンザの国産ワクチンの接種方針が決まったようだ。13歳未満は2回接種、妊婦さんや持病のある方、高齢者も含めて成人は原則一回接種として、免疫反応が不十分と思われる方は2回接種も考慮するとされている。

 ただし、中高生だけは当面2回として、臨床試験の結果が出てから最終判断とのことである。方針が定まらなければ現場は予定が立てられず混乱するばかりである。

 不確定な要素があったとしても『大人は一回接種』ということを決め、おおくの人に早めに一回目を打てるようにした方が良いのではないだろうか。「間違いのない判断を重視した」というが結果的に態勢作りが遅れてしまったということは否めない。

 今後は新たなスケジュール作りと、その周知徹底を急がなくてはならない。新型インフルエンザは子どもの感染が多く重症化も目立ってきている。こうした状況を鑑み、国も自治体も早急に接取体制を整え混乱を収めてほしいものである。

 全ての現実は現場で行っていることは、行政も政治も認識することが大事であると強く思う。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

雨の日(2009年11月11日)

 低気圧の影響で今朝は雨空である。近頃異常気象のせいか季節はずれの台風や竜巻の甚大な被害が起きている。

 台風は直径1000kmという巨大な渦となる。竜巻は直径100メートル程度の小規模な渦である。

 しかしながら、その風速は台風をはるかにしのぐ秒速140メートルに達するものもあるそうだ。その経路の下ではあらゆる構造物を完全に破壊する威力がある。

 竜巻で危険なことは破壊された構造物の破片が高速で飛散して別の構造物を壊したり、人に当たったりすることである。

 1952年にアメリカのミズーリ、イリノイ、インディアナ州を通過した竜巻では695人の犠牲者が出た。

 アメリカでは現在でも平均すると年間50人以上が竜巻によって尊い命が失われている。これは洪水や落雷、ハリケーンの被害と肩を並べるそうだ。

 日本でも2006年に宮崎県延岡市の竜巻と北海道佐呂間町の竜巻で12人が亡くなる大きな災害が生じている。

 竜巻についての研究は1950年代からアメリカを中心として熱心に行われてきた。しかし、竜巻の発生構造はいまだ完全には解明されてはいない。

 これは、竜巻が小規模な渦であり、寿命も平均的には10分程度と短いため観測の機会に恵まれることが少ない。それでも竜巻が起きやすい気象条件についてはかなり理解が進んでいる。

 強い竜巻はスーパーセルと呼ばれる特殊な積乱雲によって発生するそうだ。スーパーセルは大気の状態が不安定で環境場の風速・風向が高さとともに大きく変化するときに発生し、一時間位で雲内にメソサイクロンと呼ばれるある独特の回転する上昇気流ができる。

 アメリカでは、ドップラーレーダーという雲の中の風速分布を測る特殊なレーダーでメソサイクロンが検出されたときに竜巻警報が発令される。

 日本でも2006年から気象庁においてドップラー化が進められている。竜巻・ハリケーンも他国の話ではなくなってきている。それにしても雨の日は憂鬱だ。それにしても憂鬱の漢字は難しい。

posted by きくちふみひろ at 00:00| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。