昔に比べれば山車も少々小ぶりになったと言われるが、藩政期の伊達っ子(市民といったらよいのか、町人達といったらよいのか?)の粋を感じつつ山車の横を通りすぎた。今年で第24回目を迎える『仙台・青葉まつり』は、17日(土)・18日(日)の両日に開催される。
青葉まつりは、往時は“仙台祭”と呼ばれ、東照宮の祭礼であった。藩政時代は、東日本屈指の祭りとして知られていたらしい。1655年東照宮建立の翌年に始まったこの祭りの主役は祭礼行列で、足軽組・騎乗の武頭と供廻(ともまわり)、その後に各町内の山車・お神輿と続いたようだ。
各々の町内では豪華な山車を誇り、大きなものは高さ12メートル(現在の山車の2倍)もあり、担ぎ手は最大で72名。最も山車が多い時で70台もの山車が城下を練り歩いたと記録されている。
祭礼当日の仙台城下は大変賑わったとも記載されている。明治以降は、天長節奉祝(明治4年)、桜ヶ丘神宮祭礼(明治5年)青葉神社祭礼(明治32年)の仙台開府300年祭を最後に祭りは途絶えてしまった。
戦後1956年(昭和31年)に復活はしたが、昭和40年には、また途絶えてしまう。その後、藩祖伊達政宗公没後350年祭を記念して、1985年(昭和60年)に市民の祭りとして『青葉まつり』が復活をし、現在に至っている。
青葉まつりは、時代と共に大きな変遷を遂げてきた。すずめ踊りとお囃子とともに仙台の時代絵巻が今週は繰り広げられそうだ。“踊る阿呆に見る阿呆”になるのも時にはいいだろう。

