ただ、東シナ海のガス田開発問題や中国製冷凍ギョーザ中毒事件、そしてチベット問題など具体的な懸案は目に見えるような結果には至らなかったようだ。
3月に全世界で起こったチベット騒乱。その事件以来胡主席が外国を訪れたのは初めてだそうだ。一部には首脳会談を延期した方が良いのではないかと国会の一部には延期論もあったようだったが予定通り会談が行われた。
首脳会談で胡主席はダライ・ラマ14世の個人代表と中国の高官との接触について説明があったとも伝えられている。私達国際社会が最も強い疑念を抱いているのは人権問題である。一方では北京五輪は平和の祭典ではあるが北朝鮮問題、スーダンのダルスールやミャンマー情勢についても中国の介入が指摘されている。
いずれにせよ人権問題がアジアには多い。成熟した社会への努力が必要である。8月8日の北京五輪を契機にそう願いたいと思うのは私だけではないだろう。