子年最初の取引(大発会)となった4日の日経平均株価は、前年末比616円37銭安の1万4691円41銭と急落した。年初の取引で株価が前年末を下回るのは7年ぶりだそうだ。しかも、大発会としては過去最大の下げ幅という波乱の幕開けという先行の不透明感を予告しているようなスタートとなった。
しかし、東京証券取引所や証券会社が集まる東京・兜町に古くから伝わる相場格言によると「子は繁栄」といって株価が上昇する年にあたるそうだ。その格言を信じたい。
子と書いてねずみと読む。十二支最初の干支で、十二支の始まりの年である。また、ネズミは子だくさんなことから「繁栄」の意味もあるそうだ。
歴史をひもとくと昭和24年以降、4回あった子年は、前年末の終値と、その年の終値を比べた騰落率は平均でなんと40.3%のプラスと群を抜いて高い。そうしたことからすると格言どおりの実績といえる。昭和35年の池田内閣は「所得倍増計画」を打ち出し、高度成長が始まった。昭和47年の田中内閣では「日本列島改造」によって開発ブームが起きた。昭和59年の中曽根内閣では「国鉄分割・民営化」がスタート。平成8年の橋本龍太郎首相は「日本版ビックバン」を提唱し、金融改革に乗り出した。
つまり、国家観を語れるリーダーの登場が活況相場をつくるといっても過言ではないかもしれない。
総選挙で政権交代こそが市場を活性化するのではないだろうか私にはそう思えてならない。

