因みに「男は外、女は内」の考え方に対し、1992年では賛成が60.1%(反対34.0%)もいたのが、今回は賛成が44.8%まで減ったということは社会全体として男女共同参画が日本の中で浸透してきたことになる。
また、女性の職場進出意欲が高まったと言ってもよいだろうと思う。しかし、よく中身を詳しく見ていくと単純にそういう方向に進んでいるとは言い難い面もある。
質問の賛成割合を男女年齢層別に見てみると、男性は、若い人の方が賛成の割合が少なく、20代は60代と比べると15ポイントも低い。しかし、女性でこの意見に賛成の割合が一番少ないのは40代である。20代の若年層の賛成率は高く、60代とほぼ同じ水準である。
また、「女性が職業を持つことについての考え方」については、女性の望ましい生き方として、専業主婦志向(結婚や出産後は仕事を辞め復帰しない)をあげる割合は20代女性では23.0%と、30代(12.7%)、40代(10.9%)と比べてみるとはるかに多い。60代女性(21.8%)や男性(22.2%)よりも多いのには正直びっくりした。
このアンケート調査を見ると全体的には、男女共同参画意識が浸透しているが、男性は若い人ほどその意識が強い。しかし、女性で最もその意識が高いのは40〜50代であり、若年層では性的な役割分業を肯定しているということになる。これをどう理解したら良いのだろうか。女性の意識格差ということなのだろうか。