これまで若者に顕著だった魚離れが中高年層にまで及び、この10年間に30〜40代でも魚介と肉の摂取量が逆転し、50代以上でも魚介類の消費が減少しているというのである。
一昨年、(財)大日本水産会が「日ごろの食事の食菜は魚介料理と肉料理のどちらが多いか?」というアンケートの結果、56%が肉料理が多いと答えている。魚介料理は11%にとどまっている。
消費の動きが常に生産をゆさぶる消費基本主義社会日本。このまま行けば日本の水産業の未来はどうなるのであろうか?最近のデータからは業界の危機感を感じる。
なぜ魚料理は家庭の食卓から消えていくのか?という調査の結果こんな答えが返ってきている。「同居する家族が魚介類を好まないから」それが第一の理由だそうだ。以下「肉より割高」「魚介類は調理が面倒」「魚焼きグリルを洗うのが面倒」「自分が魚介類を好まない」「調理法を知らない」などの理由が続いている。
魚食民族の日本人の味覚が遺伝子まで組み替わろうとしている。日本の漁業、そして魚食の文化はどうなるのであろうか。水産立県の宮城県議会議員として考えさせられることが多い白書であった。

