私自身も、小学生時代にそろばんを習っていた。手前みそではあるが腕前は初段である。当時、珠算コンクールで優勝したこともある。そんなことからそろばん普及の少しでもお手伝いができればということで顧問にもなっている。
しかし、このところ滅多にオフィスでそろばんを見かけなくなった。また、机上で紙に計算をしている姿を見なくなった。もちろん計算は、今や電卓・パソコン・携帯でそれぞれできるからであることは言うまでもない。
ちなみに、文章すらパソコンを使っていると字を書かなくなったせいか、漢字を忘れてしまったという話もよく聞く。(ウン、ウンと頷いている方もいると思う)。だから三桁同士の掛け算を筆算でしてみると、現代のサラリーマンの平均所要時間は30秒近くかかってしまうという統計すらある。
知人のインド人からの話では『インド式計算』という独特の計算の仕方が母国にあるとのこと。確かによく知られているように、0は千数百年前のインドで「発見」されたと言われている。洋数字(アラビア数字)も元はインドの数字である。数の表記を極めて合理化し、筆算を可能にしたとも言われている。
その歴史を持つインドでITが盛んなのもうなずけるが、しかし、基礎にあるのは『インド式計算』と言われるように教育にあることは忘れてはいけない。今こそ『読み・書き・そろばん』の良さを見直すべきと強く感じた。