“本は多くを看るを必せず、その約を知らんことを要す”
書不必多看、要知其約
書物は必ずしも数多く読む必要はない。読んだ本のすじをつかむことが大切である。
朱子の先輩の儒学者程伊川(ていいせん)の言葉である。程氏はこの語に続いて「多くを看るもその約を知らざれば、書肆(しょし)のみ」と言っている。いくら本をたくさん読んでも、すじが分からないのでは、本屋にすぎない。誠にその通りである。
朱子の著書に“読書法”の項がある。そこで朱子は、読書の範囲を狭くして繰返し読み、それを体得すべきだと強調している。
なるほど、そういう読み方もあるのか。そんな感じでこのたびは読書をしてみようと思っている。

