2006年12月06日

すぐそこの危機(2006年12月6日)

 冬将軍の便りが聞かれる昨今、西の奥羽山脈にも白い帽子をかぶった山々がくっきりと見える。
宮城の冬の代表は何といっても、宮城蔵王である。その冬の蔵王名物は純白に輝く樹氷であろう。

 山形大学の柳沢文孝教授らの調査結果が発表された。白一色の蔵王の樹氷も溶かすと黒い粒が沈殿し汚染が深刻化していると言うのである。

 1991年から毎冬20回ほど樹氷の氷を採取してpHを測ったところ、95年の5.3から2005年は4.5と酸性化が進んでいることが判明している。酸性化の原因は硫酸だそうだ。それがどこから来たかは硫酸に含まれる硫黄の同位対比でわかるそうだ。

 「大気汚染物質が中国から季節風に乗って雪雲と共に運ばれてくる、春には黄砂に付着して飛来している」とのこと。今、観光の目玉である樹氷も温暖化の影響が色濃く映し出されている。

 1970年代には12月〜翌年4月中旬までが見ごろだったが、最近は1月後半から2月末までがせいぜいだそうだ。蔵王名物の樹氷も危機にある。
posted by きくちふみひろ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする