今、幼稚園から大学まで、子供一人にかかる教育費は平均2〜3,000万円である。一方では児童相談所には年間30,000件を超える児童虐待の相談が寄せられている。 そしてこの数値はどちらも年々増えている。今後どうなるのであろうか!こういった現状をどうとらえているのだろうか?
親に殺される子供たち
児童への虐待が深刻化している。虐待行為は年々エスカレートしてきているようで、2004年に栃木県小山市で幼い兄弟が実父の知人に殺された事件では、児童虐待事件として初めての死刑判決(一審)が出た。
2004年度に全国の児童相談所で対応した相談件数は前年度に比べて24%増の32,979件にのぼり、児童虐待防止法が施行される前年の1999年度と比較すると3倍近く増加している。
ちなみに虐待内容の内訳(全国児童相談所長会調査 複数回答有)は身体的な虐待78%、ネグレクト(養育放棄)73%、心理的虐待50%、性的虐待32%である。
2004年に虐待で子供を死亡させた事件は49件にのぼった。うち12件は児童相談所や警察などの関係機関が虐待の事実をあらかじめ把握していたことが警察庁の調べで分かった。なかでも児童相談所は12件全てに関与していたのだ。虐待の可能性を予測しながら一時保護の措置が取られずに残念ながら死亡した事例は5件もあった。
虐待されて育った子供たちは、近い将来どうなるのか。心身の発達が遅れ、表情が之しくなるばかりではない。学校集団に入ると親と同一化して弱い子供に暴力を振ったり、反対に暴力を受けている状態にいないと存在感を自覚できなかったりするケースが出てくる。
いずれにせよ虐待を受けた子供は親の愛情を注がれていないために、自己を否定してしまう。『愛国心も大事かもしれないが、東京の政治家はこの状況を把握しているのだろうか?』
教育基本法の改正より、先にやることがあるのではないだろうか

