この言葉は北宋の詩人蘇軾のつっくた詩「湖上に飲(うたげせ)し初め晴れ後雨」に出てくる一節です。 晴れるもよいし雨もまた奇なり・・・・と言うわけである。ここで奇と言うのは普段の様子と違って素晴らしいといった意味です。 ひょっとすると、この言葉は無理に聞こえるかもしれない。
旅行をするとき、私達はたいてい晴れてほしいと願っている。晴れた美しい景観を眺めたい。しかし、晴の日ばかりではない。晴れてほしいと願っていて、それが雨の日にぶつかった<残念!><いやだなぁ〜><損したなや>と思う。そう思った後で気を取り直してでも、雨の景色だってまんざら捨てたものではない、と考えるのがよいということです。
なるほど私もその考え方をそれなりに評価します。<あぁ〜あ、損した><山が見られないのであれば行くんじゃなかった・・・・>と思い続けるよりはよっぽどましである。
「雨は風情がある。晴もまたよし」のほうが確かによい考えだ。年配の親子(祖母と母)の会話を聞きながら、さすがに96歳の祖母の話に耳をかたむけた。

